Motoshimon books

(坂井素思の研究書房)
著述・出版プロジェクト

 
 
出版・販売中

『なぜ椅子をつくるのか』(普及版の出版)

この電子書籍(カラー版)は、グレイン・ノート椅子展に集まった椅子製作者たちの物語であり、「なぜ椅子をつくるのか」という椅子づくりの語りを集めたものでもあります。

グレイン・ノートは、長野県松本市中町通りの中心にある木工の工芸店です。この店で1980年代から30年以上にわたって「グレイン・ノート椅子展」が開かれてきました。

椅子は座る道具だといえます。近代椅子・北欧椅子・民藝椅子として、近代日本社会で育ってきました。けれども、単なる座る道具ではありません。生活の中で使われてこそ、椅子は活き活きとすると思われるのですが、この椅子はふつう意識されることなく使われているのです。

このような椅子を目指す木工製作者たちがグレイン・ノートに集まり、なにか見えない形で結びつけられてきたのです。この集まりには何か特有なものがあると思われますが、それは何なのでしょうか、そして、なぜ椅子を作り続けるのでしょうか。この問いに対する答えがこの書籍になったのです。(電子版はカラー印刷、別途提供している紙版はモノクロ印刷です。)

 
全国の図書館にて閲覧可能

『なぜ椅子をつくるのか』(初版:装丁版)

グレイン・ノートに集まった椅子製作者たちの30年以上にわたる物語を編集したものです(初版)。現在、売り切れていますので、上記の普及版あるいは下記の全国の図書館でご覧ください。