『ソーシャル・セルフ 社会関係自我』

ー客我・主我・他我にみる「自分とは何か」ー

編著:社会的自分史研究プロジェクト 


電子版発売:2026年2月1日(予告)
印刷版発売:2026年3月7日(予告)

わたしは他者、他者はわたし!
わたしは社会と呼応して生きている!!

ここに、現代人はなぜ複数の「自分」を持つのかという疑問の答えがある。「自分とは何か」を社会的側面から探る理由がある。8名の「自分史」分析を通じて、自我の約7割が社会的特性で構成されることを確認。ミードの社会的自我論を再解釈し、客我・主我を超える「第三の自我=他我」を提唱 。

電子版:『ソーシャル・セルフ』電子版  

現代人はなぜ複数の「自分」を持つのだろうか。「自分とは何か」という根本的な問いに社会的側面からどう答えたらよいのだろうか。

本書では8名の「自分史」分析を読みながら、「自分とは何か」を考えていく。中では、個人の自我の約7割が社会的特性で構成されることが確かめられている。また、理論的にはミードの社会的自我論が再解釈され、客我・主我論を超える「第三の自我=他我」が提示されている。自我形成は、家族・教育・地域文化などの重層的な社会的影響により、一者関係→二者関係→三者関係として段階的に発展する動的プロセスであることが明らかにされている。

客我・主我・他我の三層構造として、自我が複数の社会的作用源から重層的・動的に形成される「ソーシャル・セルフ(社会関係自我)」モデルが構築されている。これにより、自我の複数性・複合性が自我の社会性に原因のあることが明らかにされている。

本書の核心的貢献は、ミードの社会的自我論を再解釈し、客我・主我に加えて「第三の自我=他我」を提示した点にある。他我とは、対話を通じて他者の内面を直接理解し、社会全体の態度を内面化する能力を指す。

従来のソーシャル・キャピタル理論が外的関係性に焦点を当てていたのに対し、「内的ソーシャル・キャピタル」としての他我概念を提示。哲学上の「他我問題」への独自アプローチとして位置づけられ、自我の三層構造による重層的かつ複合的な形成プロセスを理論化した。

他者との関係性を考えることから、自分の人生を見つめ直すことができる。自分史を書こうとしている人、「自分とは何か」について考えたい人、自分がどのようにして社会との関係を結んできたのかについて知りたいと考えている人に勧めたい。

書籍版:国会図書館  版元ドットコム

『なぜ椅子をつくるのか』(普及版の出版)

この電子書籍(カラー版)は、グレイン・ノート椅子展に集まった椅子製作者たちの物語であり、「なぜ椅子をつくるのか」という椅子づくりの語りを集めたものでもあります。

グレイン・ノートは、長野県松本市中町通りの中心にある木工の工芸店です。この店で1980年代から30年以上にわたって「グレイン・ノート椅子展」が開かれてきました。

椅子は座る道具だといえます。近代椅子・北欧椅子・民藝椅子として、近代日本社会で育ってきました。けれども、単なる座る道具ではありません。生活の中で使われてこそ、椅子は活き活きとすると思われるのですが、この椅子はふつう意識されることなく使われているのです。

このような椅子を目指す木工製作者たちがグレイン・ノートに集まり、なにか見えない形で結びつけられてきたのです。この集まりには何か特有なものがあると思われますが、それは何なのでしょうか、そして、なぜ椅子を作り続けるのでしょうか。この問いに対する答えがこの書籍になったのです。(電子版はカラー印刷、別途提供している紙版はモノクロ印刷です。)

 

全国の図書館にて閲覧可能
『なぜ椅子をつくるのか』(初版:装丁版)

グレイン・ノートに集まった椅子製作者たちの30年以上にわたる物語を編集したものです(初版)。現在、売り切れていますので、上記の普及版あるいは下記の全国の図書館でご覧ください。

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